ヴィクトリアマイル  復活へ

ヴィクトリアマイル東京競馬場の芝1,600mで行われますが、ここでの復活に期待したい、マルセリーナに触れようと思います。

マルセリーナは父親ディープインパクト、母親マルバイユという血統で、2010年12月の新馬戦でデビューし、単勝オッズ1.4倍という圧倒的な支持のもとレースに挑み、期待に応えデビュー勝ちを収めます。

2戦目には牡馬との混合重賞であるシンザン記念(GⅢ)へ出走。

1番人気には同じ牝馬ドナウブルーが推される中、マルセリーナは6番人気となりますが、中団から長く良い脚を使い、レッドデイヴィスオルフェーヴルに続く3着と奮闘し、ドナウブルーに先着。

次走には牝馬限定のオープン戦であるエルフィンステークスに出走し、外国産馬のノーブルジュエリーに1番人気を譲るものの、2番人気に推され、直線で先行勢をメンバー中最速の上がりの脚で差し切り、2勝目を挙げるとともにオープン入りし、桜花賞へ向かう事となります。

桜花賞では大本命と目されていたレーヴディソールの骨折が直前に判明し、一気に混戦模様となる中、ホエールキャプチャに次ぐ2番人気に支持され、レースはホエールキャプチャとともに後方で脚を貯め、最後方からフラワーカップ(GⅢ)を制したトレンドハンターが進みます。

直線に向くと、この3頭が一気に末脚を爆発させ、叩き合い、マルセリーナホエールキャプチャを3/4馬身離してゴールイン。

GI・重賞初勝利を挙げるとともに、ディープインパクトの初年度産駒として、種牡馬ディープインパクトに初のGIタイトルをもたらす結果となりました。

しかしマルセリーナはここから勝利に見放されてしまいます。オークスに出走し、後方から差し切りを狙うもとどかずに4着となると、休み明けのローズステークス(GⅡ)では6着、秋華賞では7着と完敗。

レースの距離が長い可能性もあり、エリザベス女王杯へは向かわずにマイルチャンピオンシップへ出走。

奮闘するも掲示板に載る事はできず6着となると、翌月の阪神カップ(GⅡ)へと出走するも、牡馬に勝てず4着と敗れ、3歳でのレースを終え、休養に入る事となりました。

マルセリーナは1年弱勝利から遠ざかってしまっていますが、決して内容の悪いレースをしている訳ではありません。

今年のヴィクトリアマイル予想桜花賞と同じ1,600mのレースであり、東京競馬場は直線も長く、競馬がし易いのではないでしょうか?

もし人気薄となる様であれば、マルセリーナに注目してみてもいいのでは、と個人的に考えています。